このサイトは、過去のデータで売買ルールを試した結果を紹介するものです。特定の銘柄の売買をすすめるものではなく、将来の成績を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任で行ってください。

上がりすぎた株を買うと成績は下がるか(25日線からの離れ具合・5日の上昇・翌日の窓)

公開日:2026年10月12日 執筆:Takuya カテゴリ:条件の効き目

最初の検証のデータを使い、25日移動平均線からどれだけ離れていたか、直近5日でどれだけ上がっていたか、翌日がどれだけ高く始まったかで、成績を比べました。

調べたこと

最初のルール(4つの条件のうち2つ以上)で買った取引を、シグナル日の株価の状態で分けて比べました。比較のため、10日線まで下がった後に陽線で反発したところを買う押し目買い(22,862回)でも同じように分けています。

この回の数字は、すべて取引コストを差し引く前のものです。

用語の説明

この記事に出てくる言葉を説明します。

  • 25日線からの離れ具合(乖離率):終値が25日線より何%上にあるかです。マイナスなら25日線より下です
  • 直近5日の上昇率:5日前と比べて何%上がったかです
  • 窓開け(ギャップ):翌日の始値が、前日の終値より高く(または安く)始まることです
  • 10日線:過去10日の終値の平均をつないだ線です

25日線からの離れ具合(最初のルール)

1回あたりの平均損益(コスト控除前)です。

  • 0%以下:+0.70%(12,526回、勝率36.9%)
  • 0〜5%:+0.22%(6,514回)
  • 5〜10%:+0.55%(6,293回)
  • 10〜15%:+0.25%(3,656回)
  • 15〜20%:−0.17%(2,119回、勝率31.3%、保有5.3日)
  • 20%超:+0.09%(3,994回、勝率26.6%、保有3.2日)

直近5日の上昇率(最初のルール)

1回あたりの平均損益(コスト控除前)です。

  • 0%以下:+0.46%(16,659回)
  • 0〜5%:+0.64%(6,876回、勝率36.2%)
  • 5〜10%:+0.44%(4,849回)
  • 10〜20%:+0.25%(3,966回)
  • 20%超:−0.22%(2,752回、勝率25.1%、保有3.1日)

押し目買い(10日線)の場合

同じ分け方を、押し目買いの取引で見た結果です(コスト控除前)。

  • 25日線からの離れ具合:0%以下 +0.76%、15〜20% +0.04%、20%超 +0.29%
  • 直近5日の上昇率:0〜5% +0.68%、5〜10% +0.69%、20%超 −0.10%

翌日の窓開け

シグナル日の終値に対して、翌日の始値がどれだけ離れていたかで分けました(コスト控除前)。2つの買い方で、向きが逆になっていました。

  • 最初のルール・2%以上安く始まった:+0.90%(4,532回)
  • 最初のルール・2〜5%高く始まった:+0.25%(3,990回)
  • 最初のルール・5%超高く始まった:+0.30%(1,735回、勝率28.6%)
  • 押し目買い・2%以上安く始まった:+0.39%(8,108回)
  • 押し目買い・2〜5%高く始まった:+0.90%(3,980回、勝率38.0%)
  • 押し目買い・5%超高く始まった:+0.45%(3,263回)

読み取れること

どちらの買い方でも、直近5日で20%を超えて上がった後に買った取引は、平均がマイナスで、勝率も2割台でした。25日線から15%を超えて離れた区分も、成績が低めでした。急に上がった後は、反落して早めに損切りになることが多かったと考えられます。最初のルールで、これらの区分の保有日数が3日前後と短いことも、それを表しています。

この結果をふまえ、運営者は高値ブレイクのルールに「25日線からの離れ具合が15%以下」「直近5日の上昇が20%以下」という条件を加えました。

翌日の窓開けは、最初のルールと押し目買いで向きが逆でした。窓開けがよいか悪いかは、買い方によって違ったことになります。

注意点・この結果から言えないこと

この回の数字は取引コストを差し引く前のもので、前半と後半に分けた集計もありません。そのため、ここで見えた差を「傾向あり」とまでは言えません。区分の境目(15%、20%など)も、運営者が決めたひとつの区切りにすぎません。

勝ち・負けの大きさ

上がりすぎた区分は、勝ったときの利益は大きい一方、勝率が低い形でした(最初のルール、コスト控除前)。

  • 25日線から20%超:勝ち平均 +13.41%/負け平均 −4.73%
  • 直近5日で20%超:勝ち平均 +13.48%/負け平均 −4.83%

実際に使うときの考え方

急に上がった株は目立つため、買いたくなりやすいものです。しかし過去のデータでは、勝てば大きいものの、負けることが多く、平均ではふるいませんでした。どこからを「上がりすぎ」とみるかは人によって違いますが、ひとつの目安として数字を持っておくと、判断の材料になると考えられます。

※出典:運営者のバックテスト(最初の検証)。期間は2024年10月〜2026年9月、取引コストを差し引く前の数字です。この記事は過去のデータで売買ルールを試した結果であり、将来の成績を保証するものではありません。特定の銘柄の売買をすすめるものではなく、投資の判断はご自身の責任で行ってください。

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