このサイトは、過去のデータで売買ルールを試した結果を紹介するものです。特定の銘柄の売買をすすめるものではなく、将来の成績を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任で行ってください。

最初のルールから改善案へ(前半・後半で見た成績の変化と地合いの条件)

公開日:2026年10月12日 執筆:Takuya カテゴリ:売買ルールの成績

最初のルールと、条件を見直した改善案、さらに地合いの条件を加えた案を、前半・後半に分けて比べました。最初のルールは後半にマイナスになりましたが、改善案は前半・後半ともプラスでした。

比べたルール

どれもシグナルの翌日の始値で買っています。

  • 最初のルール:売買代金の条件に加え、4つの条件(52週高値更新、出来高2倍、ATR3%以上、TOPIXより強い)のうち2つ以上
  • 改善案:52週高値の更新を必須にし、上がりすぎ(25日線から15%超の乖離、5日で20%超の上昇)を除き、ATR5%未満に限る
  • 改善案+地合い:改善案に、TOPIXが25日線より上の日だけという条件を加える

用語の説明

この記事に出てくる言葉を説明します。

  • コスト控除後:往復0.3%の取引コストを差し引いた後の数字です
  • 月◯件:1か月あたりの取引の回数です
  • 地合い:相場全体の調子のことです。ここではTOPIXが25日線より上か下かで判断しています
  • −5%固定とATR×2:損切りの決め方です。詳しくは損切りの記事で説明しています

最初のルールの成績(−5%固定)

数字はコスト控除後です。

  • 全体:+0.12%(34,959回、勝率34.2%、中央値−3.02%、保有7.3日、月1457件)
  • 前半:+0.53%(14,633回、月610件)
  • 後半:−0.17%(20,326回、月847件)

最初のルール(ATR×2の損切り)

損切りをATR×2にすると、全体ではよくなりましたが、後半はやはりマイナスでした(コスト控除後)。

  • 全体:+0.59%(22,844回、勝率38.1%、保有12.8日)
  • 前半:+1.57%(10,164回)
  • 後半:−0.20%(12,680回)

改善案の成績

数字はコスト控除後です。

  • −5%固定:+0.65%(6,803回、勝率39.1%、中央値−1.83%、保有13.3日、月283件)
  • −5%固定の前半/後半:+0.44%/+0.80%
  • ATR×2:+0.48%(7,155回、月298件)
  • ATR×2の前半/後半:+0.37%/+0.56%

改善案+地合いの成績

数字はコスト控除後です。

  • −5%固定:+0.66%(6,358回、勝率38.8%、中央値−1.86%、保有13.5日、月265件)
  • −5%固定の前半/後半:+0.44%/+0.80%
  • ATR×2:+0.47%(6,725回、月280件)
  • ATR×2の前半/後半:+0.34%/+0.55%

読み取れること

最初のルールは前半がプラス、後半がマイナスで、傾向がそろいませんでした。前半だけを見ていたら、よいルールだと判断していたかもしれません。

改善案は、回数が月1457件から月283件へと大きく減った一方で、前半・後半ともプラスでした。中央値も−3.02%から−1.83%へと、マイナスが小さくなっています。

地合いの条件を加えても、−5%固定では+0.65%が+0.66%になっただけで、前半・後半の数字は変わりませんでした。高値ブレイクでは、地合いの条件による違いはほとんどなかったことになります。

注意点・この結果から言えないこと

改善案は、最初のルールの結果を見てから作ったものです。同じデータを見て条件を選んでいるため、成績がよく見えやすい面があります。前半・後半の両方でプラスだったことは確かめていますが、今後も同じになるとは限りません。

また、この回の最初のルールの回数(34,959回)は、最初の検証の回数(35,102回)とわずかに違います。

実際に使うときの考え方

ルールを見直すときは、全体の平均だけでなく、期間を分けた成績や、回数の変化もあわせて見ることが大切です。条件を増やすと成績がよく見えやすくなる一方で、回数が減り、偶然の影響を受けやすくなる点にも注意が必要です。

前半・後半の勝率・中央値・保有日数

−5%固定の損切りで、前半と後半の数字を並べます。

  • 最初のルール・前半:勝率35.6%、中央値−2.73%、保有8.9日
  • 最初のルール・後半:勝率33.1%、中央値−3.20%、保有6.2日
  • 改善案・前半:勝率38.4%、中央値−1.98%、保有16.0日
  • 改善案・後半:勝率39.6%、中央値−1.70%、保有11.5日

数字の見方

最初のルールは、後半に勝率が下がり、保有日数も短くなっていました。買ってすぐに損切りになる取引が増えたと考えられます。改善案は、後半の方が勝率も中央値もよくなっていました。

※出典:運営者のバックテスト(ルール別の比較)。期間は2024年10月〜2026年9月、往復0.3%の取引コストを差し引いた数字です。この記事は過去のデータで売買ルールを試した結果であり、将来の成績を保証するものではありません。特定の銘柄の売買をすすめるものではなく、投資の判断はご自身の責任で行ってください。

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